もう一度、ここで会いたい

2016年9月に息子が何も言わずに逝ってしまった。
自死遺族になった母の日々を綴ります。

「お母さん」って、息子の声が聞こえた。

ずーっと、事務所に行ってなかったので
久しぶりに顔を出しいた。


電車で行くのは辛い。
何故なら、あの日を思い出すから。


あの日とは、
ちょうど駅の改札口を通ったときに警察から訃報の電話を。
泣き崩れたあの日を。


電車に揺られながら、息が苦しくなりまた涙流しちゃった。


帽子を深くかぶってメガネ掛けてるから
周りからは泣き顔はわかりづらいと思う。
多分。



事務所に行っても仕事にならないので
片付けだけして、置きっぱなしだったiPadminiを持ち帰った。


帰宅は電車が嫌なので車で送ってもらい帰宅。
甘えてる私です。


帰宅してからiPadminiの写真を確認、、、息子の写真はなし。
残念。


ほとんどが使っていないので画像は数枚なのだが
めずらしく動画があった、すっかり忘れていた愛犬Jちゃんが映ってる。


見ていたら小さくけだけど、ホントに小さくだけど息子の声が入っていた。
うれし〜〜い。


2016.10.22の日付になっている。


何度も何度も聴く。
やっぱり息子の声だ。


しかも、「お母さん」って声も入っている。
ドキドキする。
レアだわ。
娘にも聴かせて一緒に喜んだ。


大きくなると動画とか写真が少なくなるのでかなり嬉しい。
そして、また泣く。
嬉し涙なのか?悲しい涙なのか?わからないけど泣く。


そうそう、スノボーの板を出しておいてあげよう〜
ふと、そう思った。


「・・・くん、声をありがとう」
息子のにおいのついた枕に顔をうずめてお礼を言った。


娘に笑われたけど、いいのです。


昨日、夢のことでブログに投稿したから教えてくれたのだろうと
思っているお母さんです。