もう一度、ここで会いたい

2016年9月に息子が何も言わずに逝ってしまった。
自死遺族になった母の日々を綴ります。

26歳になるはずの誕生日

0時を過ぎて息子の遺骨に手を合わせた。


「誕生の日だね
生まれてきてくれてりがとう
26年近くお母さんに沢山の思い出をありがとう」


少しの間、生まれてから2歳までの息子の写真を眺めて楽しんだ。
可愛い可愛い息子の笑顔。
寝顔。
キョトン顔。


涙が流れ止まらない。
本当に寂しい。


26年前のこの日に生まれた息子。
今でもしっかりと覚えているあの時の喜び。


嬉しくて、嬉しくて・・くんを胸に抱きながら涙を流したお母さん。
どんなことがあってもこの子を守って生きていくと誓った日。


何に・・・


何でこんな事になってしまったのだろう?
息子を苦しめたことって何だっただろう?


分かったところで戻っては来ないけど
考えてしまう。



0時を回ったから今日だけど
彼女が来てくれる。


楽しみにして待っていよう。


寝れるかわからないけど。
ベッドで横になろう。


おやすみなさい。