26歳になるはずの誕生日
0時を過ぎて息子の遺骨に手を合わせた。
「誕生の日だね
生まれてきてくれてりがとう
26年近くお母さんに沢山の思い出をありがとう」
少しの間、生まれてから2歳までの息子の写真を眺めて楽しんだ。
可愛い可愛い息子の笑顔。
寝顔。
キョトン顔。
涙が流れ止まらない。
本当に寂しい。
26年前のこの日に生まれた息子。
今でもしっかりと覚えているあの時の喜び。
嬉しくて、嬉しくて・・くんを胸に抱きながら涙を流したお母さん。
どんなことがあってもこの子を守って生きていくと誓った日。
何に・・・
何でこんな事になってしまったのだろう?
息子を苦しめたことって何だっただろう?
分かったところで戻っては来ないけど
考えてしまう。
0時を回ったから今日だけど
彼女が来てくれる。
楽しみにして待っていよう。
寝れるかわからないけど。
ベッドで横になろう。
おやすみなさい。
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