もう一度、ここで会いたい

2016年9月に息子が何も言わずに逝ってしまった。
自死遺族になった母の日々を綴ります。

悲しみをみつめて

世界との間に目に見えない膜がかかっている。


人の言っていることが理解できない。


あるいは、理解したいと思うことができないのかもしれない。


ともかく、まったく人の話に興味が持てない。


それでも、誰かそばにいてほしいと思っている。


家が空っぽになってしまうのはいやだ。


ただし、私には話しかけてないでほしい。


ただ、勝手にたがいにおしゃべりをしてくれればいいのだ。


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C・S・ルイス著者「悲しみをみつめて」から
妻を亡くしたばかりの気持を書かれた文章の一部。


私もガラスの膜が張られたようだった。
気持ちも似ている。


でも、この数日前から膜が薄くなったようだ。


下を向かなく前を見て歩けるようになった。
浮き沈みあるものの前進してるみたい。


相変わらず目覚めの胸が痛く息苦しいのはあるけど
今日は涙を流したのは1回だけだった。


前進出来ている自分がいるのを発見。
・・くん、お母さん頑張るよ。