もう一度、ここで会いたい

2016年9月に息子が何も言わずに逝ってしまった。
自死遺族になった母の日々を綴ります。

昨日届いた封筒の中

手に取った封筒をみて病院からとわかった瞬間、
手が震え胸が苦しくなる。
中身に何が入っているのがわかっているから。


死体検査書。


遺体確認の時を思い出してしまった。



内容を確認するとどのような状態だったのかがわった。


息子の事を知りたかったから。
自死だって事を受け入れられなかったから。


これで少し息子を知ることが出来た。


最後のカラダからの言葉を聴けた。



あの時はどうしても息子が自らと信じることが出来なかったから。


刑事さんは何も動いてくれない。
事件性のないものに動くはずがない。


動くことは出来ないとはっきり言われた。


私が勝手に何かに巻き込まれたんだと妄想をしていただけ?
・・・なのかも知れない。



甥っ子が生まれ喜んでたし。
出かける予定もしてたし。
新しく洋服も買ってた・・・。


遺書だってないじゃない。


iPhoneも見れない。


こんなに街角にカメラが配置されてるのに
現場にはカメラがない。


夜中に何を使ってそこに向かったのか?


本当に分からない。



まだ、受け入れられないんだよね。
自死ってことが。



・・くん、死因検査頑張ってくれて
ありがとう。



どんなにもがいても、息子は戻ってくる事はない。
ただただ、自分の気持が落ち着くのを待つだけ。


少しずつ、少しずつ
少しでも安らげる時間が来ることを待つだけ。