もう一度、ここで会いたい

2016年9月に息子が何も言わずに逝ってしまった。
自死遺族になった母の日々を綴ります。

出会った日から 君を愛していること

久しぶりにこの曲を聴く。
よく運転中に流していた大好きな曲。


「お母さんの好きな曲でこれを聞くとあなた達の事を思うの。
そして贈りたい曲でもあるのよ。
涙が出ちゃうくらい好きな曲だよ」


そう、言ったことがあった。
もう、10年ほど前の事になる。


この事を娘に話したら覚えてくれていた。
息子は覚えていてくれただろうか?


・・くん、愛してるよ。
最後に言葉で伝えたのは3年前。


本人の前だと照れくさくてなかなか言えない言葉だった。
好きは言えても愛してるとは・・・。


言葉にしないと伝わらないこともある。
いっぱい、いっぱい言葉にすればよかった。


そして、ハグハグしたい。
愛してるよ・・くん。



たしかなこと - 小田和正


『たしかなこと』 歌詞


唄 小田和正
作詞 小田和正
作曲 小田和正


雨上がりの空を見ていた 通り過ぎてゆく人の中で
哀しみは絶えないから 小さな幸せに 気づかないんだろ


時を越えて君を愛せるか ほんとうに君を守れるか
空を見て考えてた 君のために 今何ができるか


忘れないで どんな時も きっとそばにいるから
そのために僕らは この場所で
同じ風に吹かれて 同じ時を生きてるんだ


自分のこと大切にして 誰かのこと そっと想うみたいに
切ないとき ひとりでいないで 遠く 遠く離れていかないで


疑うより信じていたい たとえ心の傷は消えなくても
なくしたもの探しにいこう いつか いつの日か見つかるはず


いちばん大切なことは 特別なことではなく
ありふれた日々の中で 君を
今の気持ちのまゝで 見つめていること


君にまだ 言葉にして 伝えてないことがあるんだ
それは ずっと出会った日から 君を愛しているということ


君は空を見てるか 風の音を聞いてるか
もう二度とこゝへは戻れない
でもそれを哀しいと 決して思わないで


いちばん大切なことは 特別なことではなく
ありふれた日々の中で 君を
今の気持ちのまゝで 見つめていること


忘れないで どんな時も きっとそばにいるから
そのために僕らは この場所で
同じ風に吹かれて 同じ時を生きてるんだ


どんな時も きっとそばにいるから