もう一度、ここで会いたい

2016年9月に息子が何も言わずに逝ってしまった。
自死遺族になった母の日々を綴ります。

息子のCD

息子は音楽が好きで、以前は以前は六本木や渋谷でDJをしてた。


随分と前の事になるが、
「俺やりたい事が見つかったんだ!本当にやりたいんだ!」
と言って機械ミキシングっていうのかな?おねだりされた事があった。



数十万もする機械は当時の息子には支払う事が厳しいので
甘いなぁ〜私は、と思いつつやりたい事が見つかったのが嬉しくて条件付けでその機械を購入。



それからは毎日のように練習の日々。
ヘッドフォンをしてノリノリで練習している後ろ姿が好きだった。


昨日、息子の引き出しからその当時DJしていたCDが出てきた。



普段はテレビも音楽もなしで静かにしているのが好きなのですが
息子がいなくなってから寂しくてラジオやテレビを点けるようになり
昨日から息子が作ったCDを聞いています。



ノリノリの音楽でいつもだったらうるさいと思う音楽ですが
流していると息子を近くに感じ、少し元気がでました。
ここのところ苛立ちも出ている私なのでちょうどよい。



この数枚のCDが聞き終わったら息子のPCに入っている音楽をCDに焼いて聞こうと思っています。



実際にはお店でDJをやってた姿は見たことがないですが、写真が数枚あるので
遺骨のそばに立てています。



今、息子はどこらへんにいるのかな〜


ドッキリカメラだったらいいのに、ギューギューっと抱きしめたい。